億る作戦 株式

(埋めない窓はない?)窓埋めを狙え!!

今回の億る作戦は、「窓をあけて下落した銘柄の窓埋めを狙う」作戦です。

「窓」とは株用語の一つで、株価チャートのローソク足とローソク足の間に生じる、ぽっかりとした空間のことをいいます。

窓を開けて上昇、または下落した銘柄は、その明けた窓を埋めに戻ってくる可能性が高い。」という傾向を利用して儲けようということです。

 

チャートに空いた窓とは

チャートに窓が空くとはどういうことでしょう?

つぎのようなチャートを見たことがありませんか?

ローソク足とローソク足の間に大きな空白ができていますね。これを窓といい。この場合は窓を開けて下落している、となります。

このように窓を開けた場合、その窓をいずれは埋めにいくようなチャートを描く傾向が高いと言われています。

このチャートの場合だと、窓を開けて下落したあと、株価を戻し、ローソク足の間にできた空白を埋めるまで値上がりしているのが分かりますね。

このように、窓を開けて下落した銘柄を窓埋めの上昇を期待して買ってみる作戦です。

ただ、必ずしも窓を開けて下落したからと言って、窓埋めに向かうとは限りません。窓を開けて下落したままさらに下落トレンドが続いてずっと地を這っている銘柄はいっぱいあります。

あくまでも窓を開けた場合は窓を埋める傾向があるということなんで、臨機応変に立ち回りましょう。また、窓埋めに行く時間軸についても、1週間ぐらいで埋めに行くもの、1ヶ月かかるもの、はたまた1年以上かかって窓を埋めに行くものと様々です。時間軸についても考えながら投資しましょう。

個人的には「埋めない窓は無い」と思いますけどね。

実際に窓を埋めた銘柄

それでは実際に窓を埋めた銘柄のチャートを見てみましょう。

窓埋めに関しては、窓を開けて上がった後に窓埋めに下がるパターンと、窓を開けて下がった後に窓埋めに上がるパターンがあるんですが、今回に関しては窓を開けて下がった後に上がったパターンをピックアップしたいと思います。

つまり窓を開けて下がった後買ってればあがって儲かった例ですね。

<8074>ユアサ商事

<4395>アクリート

<7794>EDP

3銘柄とも窓を開けて下落したあと、窓を埋めるように上昇しているのが分かると思います。

今回紹介した3銘柄はどれも窓を開けて下落してから10日ぐらいで窓埋めをしていますが、先ほども申しましたように窓を開けてから窓を埋めるまでの期間は必ずしも一定ではありません。

窓を開けて下落した次の日にはすぐに窓を埋める場合もあれば、1年ぐらいかかるときもあります。

また、下落したまま窓を埋めずにさらに長期にわたって下落する場合もあります。

なぜ窓を開けて下落したのかや、会社の業績や財務内容などのファンダメンタルズとあわせて窓を埋めに戻るかどうか判断したいですね。

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窓埋め期待銘柄

まだ窓を埋めきってなくて、窓埋めに期待できそうな銘柄をいくつかピックアップしてみました。

2023年の6月10日時点のチャートなので、のちのち答え合わせもしてみたいと思います。はたして本当に空いた窓を埋めにいき、上昇するのでしょうか?

<4680>ラウンドワン

(5月の月次が出た後、アメリカでの現役を嫌気して大きく下落。ただ、前年比プラスなうえ、配当も6月末にあるので窓埋めに戻る可能性が高い。一旦560ぐらいまでは下げる可能性もあり。)

<9697>カプコン

(新作ゲーム発売後の出尽くし感で売られたが、業績は良いので窓埋めの上昇する可能性がある。)

<6658>シライ電子

(決算発表で出た2024年3月期の業績予想が大幅減益だったため売られたが、業績自体は悪く無い上に、上方修正の可能性もあり。)

<7692>アースインフィニティー

(仕手化して大きく暴騰したあと暴落。もともと仕手株なので窓を埋めに戻る可能性は低いと思われたが、3Q決算が発表され黒字転換が確実となったことにより、思惑買いで上の窓を埋めに行く可能性あり。上記3銘柄に比べるとリスクが高いので注意。)

以上、6月10日時点のチャートで窓を開けて下落している銘柄を4つ紹介してみました。

この4銘柄が窓を埋に上昇していくのか、のちのち検証していきたいと思います。

今回は「窓を開けて大きく下落(上昇)した銘柄は窓埋めに行く傾向がある」というのを利用したトレード手法を紹介しました。実際に窓を開けた銘柄が窓を埋めに行く確率は50%ぐらいと言われているので、チャートだけではなく、ファンダや状況も併せてトレードしましょう。

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