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最低賃金を1350円にするべきだ。

日本の一人当たりGDPついにイタリアに抜かれてG7最下位に

内閣府が25日発表した国民経済計算の推計によると、日本の2022年の一人当たり名目国内総生産(GDP)は3万4064ドルとなった。

これでイタリアに抜かれG7では最下位、OECD加盟国38か国のなかでも21位と比較可能は1980年以来最低の順位となる。

ちなみに名目GDPでは日本は4兆2601億ドルと、アメリカ、中国に次ぐ3位を維持したが、2023年にはIMF(国際通貨基金)の予想ではドイツに抜かれて4位になるそうである。

これをうけてSNSなどでは悲観の声やどうしてこうなったかの分析などが溢れています。

原因としては日本の労働生産性の低さや、高齢化、企業の労働分配率の低さなど、様々な意見を言う人がいますが、中でも多いのがアベノミクスに原因を求める意見です。はたして、アベノミクスは失敗だったんでしょうか?

アベノミクスは失敗か?

アベノミクスとは、

①異次元の金融緩和

②財政出動

③規制緩和

の3本の矢で日本をデフレから脱却させようという政策です。

アベノミクスがうまくいってないと主張する人達には、②の財政出動が足りない派と、③の規制緩和が足りない派がいるように思います。どちらの言い分も説得力があるような無いような感じなんですが、そもそも論としてこう思うわけです。

「異次元の金融緩和でジャブジャブやったら普通は賃金上がるんじゃね?」

例えばアメリカはコロナ禍における経済対策として金融緩和をしてドルをジャブジャブやったが、通貨をジャブジャブやれば貨幣価値がさがるので、当然ながらモノやサービスの値段はあがる。人件費も固定費なので、当然ながら人件費もあがるんですね。

スタバの店員さんやトラックの運転手さん、みんな時給や賃金がぐんぐん上がっていきました。賃金があがると賃金インフレで物価が上がりすぎてしまったので、FRBのパウエルさんが利上げをやって、ばら撒いたドルを回収してインフレを抑えようとしました。なにはともあれ賃金はあがるんですね。

一方の日本、異次元の金融緩和でジャブジャブやったのに一向に賃金が上がりません。普通に考えたら、お金をじゃぶじゃぶ投入してるんだから、個人の生産性とかスキルにかかわらず、少なくとも円ベースでの賃金はあがって当然なはずですよね?

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