スクイーズアウトによる上場廃止を発表
債務超過に陥っている佐渡汽船(新潟県佐渡市)は7日、公共交通運営会社みちのりホールディングス(HD、東京)の傘下に入ると発表した。みちのりHDや第四北越銀行を引受先とする第三者割当増資で資金を調達し、経営再建を目指す。5月6日に東証ジャスダックの上場は廃止となる予定。
佐渡汽船は新型コロナウイルス感染拡大による観光客減少などで経営が悪化し、負債が資産を上回る債務超過に陥った。
同社は本州と佐渡島を結ぶ唯一の定期航路を持っている。
みちのりHDが15億円を支援することによって、佐渡汽船の議決権の約66.7%を保有することになる。
その後、27万株を1株にする株式併合を行い、株主を現在の大株主である新潟県、佐渡市、台紙北越銀行、佐渡農業協同組合のみとし、上場を廃止する。大株主以外には、みちのりホールディングスが1株あたり30円を交付する。株式併合時の保有株式数を上限に、交付された金銭と同額で再出資できる新株予約権を無償で付与する。
いわゆるスクイーズアウトです。
株価急落もマネーゲームの予感
この発表を受けて200円台だった株価が2日連続のS安になり急落。

45円にまで落ち込みました。しかし2月9日の午後になると買いが入り、

結局この日は+19円(+26.39%)の91で引けています。
安値の45円からは2バガーしてますね。
完全にマネゲですっ!!
上がった理由は?
佐渡島の金山が世界文化遺産に推薦された矢先におこったこのスクイーズアウト、思惑で買った人も多かった為、被害者多発と思われます。
みちのりHDの買取価格が30円なので、底値は30円と決まっています。
既存の株主は保有株が30円強制買取される際新株発行権が貰えるので、その新株発行権の価値のぶん上がったっていう理屈らしいですね。
