安倍ちゃん(安倍元総理)の国葬は妥当か?その業績と共に考えてみる

7月8日奈良県で選挙応援中の安倍晋三元総理が撃たれて死亡した。

まずは安倍元総理のご冥福をお祈りしたいと思う。(合掌)

安倍総理を撃った容疑者はその場で取り押さえられて取り調べを受けている。事件の動機や背景などは今後明らかになっていくだろう。母親が統一教会に財産を貢いで破産した恨みが原因だと言われているが、いずれにせよテロ行為は断じてあってはならない事だと思う。

岸田総理は安倍総理の国葬を決めたが・・・

安倍元総理の死去を受けて岸田総理は9月27日に日本武道館で安倍元総理の国葬を執り行うことを決めた。

国葬となれば吉田茂首相以来2人目、税金を使って執り行われるため賛否両論あるが、自民党議員と統一教会の関係の深さが報道されるにしたがって国葬反対派が増えているように思う。9月時点では7割が国葬に反対だというメディアの調査結果もある。

安倍元総理の国葬は妥当か否か?

それは安倍元総理が吉田茂に匹敵するほど偉大な総理であったかどうかによると思うのだが、ここで安倍元総理、通称安倍ちゃんの総理としての業績をふり返って国葬の妥当性を考えてみたいと思う。

なお、これ以降は安倍元総理の事を親しみを込めて安倍ちゃんと呼ぶことをお許し願いたい。

安倍ちゃん通信簿

安倍ちゃんの業績を「外交・安全保障」・「経済」・「国内政治」にわけて100点満点で評価してみよう。なおこの評価は当サイト「NEW JAPAN ORDER」独自のものであり、異論は全然認めます。(笑)

外交・安全保障・・・80点/100点

外交・安全保障に関しては100点満点中80点。高いですね。

通っぽく見せたいのであえて80点にしましたが、本当は90点ぐらいでもいいぐらいだと思います。

まず安全保障面では日米同盟の強化に努めました。これは日本がアメリカに安全保障を依存していて、なおかつアメリカと価値観を共にしている以上必要な事で、評価できるところであります。

次に外交面。自由の繁栄の弧を提唱して中国を封じ込めにまい進したことが評価されていますが、まあこれはこれで妥当だと思います。

ただ、安倍ちゃんの対中政策に関しては、実は若干アメリカと温度差があると思います。アメリカは中国に追い抜かれないようにするために日本その他の同盟国と協調しているのに対し、安倍ちゃんは中国がアメリカを追い抜いた後の事も考えてアメリカ(ヨーロッパも含めて欧米)と仲良くしようとしてるんですね。

日本の場合は中国がアメリカを超えようが超えなかろうが欧米と組んでた方が国益になる。歴史的な中華世界の世界観を踏まえたうえでの外交は見事だと思います。(中国と喧嘩するって言う意味ではないですよ。)

経済・・・50点/100点

経済政策は100点満点中50点。

これは落第ですね。(笑)安倍ちゃんの経済政策としては言わずと知れた「アベノミクス」。これをどう評価するかなんですが、アベノミクス自体はかなり評価できると思います。

特に株価に関しては安倍ちゃんの在任中に日経平均を10000円から23000円まで上げる事に成功しています。約130%の上昇。すごいですね。

それまで日本売りを続けてきた空売りの売り屋の連中は安倍ちゃん(というか黒田砲)によって焼いて焼いて焼き尽くされたことでしょう。

株価に関して安倍ちゃんに文句言ってるのは、安倍ちゃんの任期中に日本売りを続けて焼かれまくって損した連中なんで気にしないようにしましょう。

一方アベノミクスの3本の矢の残り2本、財政出動と規制緩和に関しては十分だったとは言えません。まあ財政出動に関しては日本の財政状況上仕方ないところではありますが・・・

アベノミクスに関しては評価できるものの、「笛吹けど踊らず」っていう面もあったと思います。安倍ちゃんは笛を吹いてたんですけどね、踊らなかった国民がね、もうちょっと国民を躍らせる仕掛けがほしかった所。

次に雇用に関してですが、これは全く評価できません。0点でもいいぐらいです。安倍ちゃんはしきりに新卒の雇用の回復を自分の手柄だとアピールしていましたが、これは全くの間違いです。

そもそもいわゆる「就職氷河期世代」の期間に企業が採用を極端に絞ったっため、その上の世代「バブル世代」や「団塊の世代」が定年退職を迎えていくと、今度は極端な人出不足になるのは当たり前なんですね。

それであわてて新卒採用を増やしたと。これが安倍ちゃんの機関の雇用回復の正体であり、氷河期世代の犠牲の上に新卒求人が改善しただけであって、安倍ちゃんの功績ではまったくありません。

以上のことから、安倍ちゃんの経済政策で評価できるのは株価の上昇だけなので50点と辛めに評価させてもらいました。

国内政治・・・70点/100点

国内政治は70点。これはそこそこ高い点数なんじゃないでしょうか。

なんといっても第一次政権を合わせると3165日、第二次安倍政権だけでも連続首相在任記録2799日と歴代最長、政治の安定性と、コロコロ首相が変わっていた日本において対外的にも日本の顔としての役割を十分果たしてくれたと言って良いと思います。

政治の安定性は重要ですからね。そういう意味でも長期政権で安定的な政治運営を行えたと言うのは評価できるポイントだと思います。

一方でマイナスだったのが、お役人の忖度問題。

森友学園の国有地取得をめぐる公文書改ざん問題や、北海道で安倍総理の応援演説にヤジって男性を警察が強制的に排除した問題など、お役人が安倍総理に忖度してともすれば法治国家や民主主義のルールを逸脱しかねない行動を起こすことが多々ありました。

これは、安倍ちゃんの監督不行き届きと言えばその通りなんですが、8年近くに及ぶ長期政権ともなれば、お役人はどうしても権力者の方を向いているので忖度してしまうもんなんだと思います。

お役人が中央の権力者の方を向いて仕事してご機嫌とるのは古今東西不変の法則でしょうし、きっと平安時代からお役人なんてそんなもんだったんでしょう。

だから、安倍ちゃんは悪くない、お役人のせいだ・・・・とは言いませんが、不可抗力な部分も多分にあったんじゃないかと思いますね。まあ総理大臣という日本の最高権力者なんですから、不可抗力じゃ駄目なんですけどね、野党やマスコミが追及するのもそれはそれで良いんじゃないかと思います。

結局、安倍ちゃんの国葬は是か非か?

以上、安倍元総理の業績に点数を付けさせてもらいました。

外交・安保が80点、経済が50点、国内政治が70点。トータルで66点。合格点ですね(偉そうですがw)

では、安倍ちゃんが国葬に値するかどうかですが、これはなんともいえません。個人的には賛成です。

そもそも総理大臣の業績は歴史が評価するものです。安倍ちゃんはついこの間まで総理大臣をやっていていきなり暗殺されたわけですから、まだ歴史的な評価が固まっていないんですね。なんというか、歴史的な評価をするにはまだ生々しすぎるんです。生々しすぎる故、野党が反対したり、国民に反対の人が多いのも理解できます。

結局、20年、30年経って安倍総理は偉大だったかどうかが分かるんだと思います。ただ、「岸田総理が国葬やりたいならやってもいいんじゃないか?」ぐらいの感じで賛成です。

果たして安倍元総理が吉田茂に並ぶほど歴史に評価されるのかどうか、それは現時点では分かりませんが、安倍元総理の国葬の日には一瞬でも安倍総理の冥福を祈りたいと思います。

日本国関白
ありがとう、安倍ちゃん、さようなら、安倍ちゃん!!

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