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岸田ショックとアメリカの利上げで絶望の展開に
2022年がはじまるにあたって、「【人生変わるかも?】2022年、「来るかもしれない」注目銘柄5選」として注目銘柄5選とプラスアルファを紹介したわけだが、2022年も半分が過ぎようとしている。
このサイトで予想した銘柄は果たして上がっているのか下がっているのか、途中経過を報告したいと思います。
まず最初に言っておきたいのは、何と言っても新年早々から始まった「岸田ショック」、そしてアメリカの相次ぐ利上げによって株式市場の相場環境は大変厳しいと言わざるを得ない。とくにマザーズの暴落はリーマンショックや東日本大震災をも上回るという破壊力である。
「岸り人」となり市場から退場した人、相当な含み損を抱えてる人も多いだろう。
また、暗号資産の大暴落に巻き込まれて頭を抱えている人も多いだろう。
つらいのぅ、つらいのぅ・・・・
そんな状況の中での当サイトでの「予想」の途中経過。当たっていたら褒めていただきたいし、ハズレていてもそれはそれ、岸田君とアメリカの利上げのせいだと開き直っておこう(笑)
それでは注目銘柄の2021年の終値の価格と、7月現在の価格を比べてみよう。
*)7月現在の株価に関しては、2022年7月1日の終値を参照しました。
意外とやれてるのか?
リミックスポイント(3825)
ココがポイント
2021年終値:340円→2022年7月:607円
リミックスポイント、通称リミポ。なかなか好調です。
好決算やSBIとの提携、自社株買いなどを発表して一時はPTSで900円の高値を付けました。
その後仮想通貨の暴落や機関の空売り攻撃を受け600円を切ったりしていますが、年初から考えれば十分な値上がり。利益確定してもいいですし、このまま持ち続けてもいいと思います。
個人的にはまだまだ騰がるとお思うので、ホールドかな?
FRONTEO(2158)
ココがポイント
2021年終値:3310円→2022年7月:910円
はい、大ハズレです。ここはしばらくダメですね。
グロース株が成長鈍化して売り込まれるパターンです。2021年の11月には5300円の株価を付けたことを考えれば、相当高値掴みの被害者は多いでしょう。
ある意味「岸田ショック」の犠牲者とも言えます。
AI関係の会社で、黒字なので、将来性はあると思うんですが、こうなってしまうとよっぽどのことが無い限りキビシイのかなと・・・
よって2022年おススメ銘柄からは外させていただきます。
シンバイオ製薬(4582)
ココがポイント
2021年終値:1145円→2022年7月:691円
うーん、ここもパットしないですね。
2021年の通期決算では20億円の黒字と、初の黒字転換をはたした有望バイオ銘柄なんですが、唯一の稼ぎ頭のトレアキシンにジェネリック懸念が持ち上がり売り込まれる結果に。
ジェネリックの懸念がくすぶり続ける限り、株価は低迷するかもしれません。
しかし、2022年の通期決算は17億の黒字予想、抗ウィルス役のBCV(ブリンシドフォビル)の承認の可能性もあり、時価総額が200億台というのは評価が低すぎるような気がします。
ジェネリック問題が解決し(シンバイオはジェネリックに対して特許の侵害を訴えている)、BCVの承認に進展があれば、株価は大きく跳ねる可能性もあります。
よって株価は年初から下がっていますが、おススメ銘柄継続でいきますよ。
JR九州(9142)
ココがポイント
2021年終値:2392円→2022年7月:2791円
アフターコロナや、それに伴うインバウンド復活の思惑があり順調に値を上げています。収益も当然のように改善していくでしょう。
ここはまあ予想通りですね。上がると思っていた人は多いのではないでしょうか。
配当もおいしいのでそのままホールドでもいいと思いますよ。
ユーグレナ(2931)
ココがポイント
2021年終値:710円→2022年7月:900円
世界的な原油高による物価高騰。バイオ燃料に対する期待の高まりが株価を押し上げました。勢い的には1000円を超えても良かったんですけど、そんなにうまくはいかないですね。
バイオ燃料にたいする期待は依然として高いですし、ユーグレナのプラントも着々と進展しているようですが、いかんせん思惑頼みな感がある銘柄ですので、機関の空売りなどにより一時的には売り込まれる可能性もあります。
長期保有なら問題ないと思いますが、今年いっぱいとかいう時間軸なら利益が乗っているうちに売るのもありです。
まあ「夢を買う」銘柄なのでがっつりいかずに長期保有がいいと思います。
その他のおススメ銘柄
【三菱自動車】(7211)
321円→440円
【HONDA】(7267)
3230円→3240円
【ENEOSホールディングス】(5020)
430円→512円
自動車関連と石油関係は総じて好調でした。
これは円安の影響と、ロシアウクライナ戦争による原油価格の高騰が理由です。
ドル円レートは7月現在で1ドル=135円、原油価格はWTIが1バレルあたり108ドルと年初では予想できなかったような円安、原油高になっています。
特にロシアによるウクライナ進攻は年初の時点では予想できていなかったので、「その他のおススメ銘柄」に関しては当たったのはラッキーパンチだったともいえますが、結果オーライですね。
8銘柄中6銘柄が値上がり。中々の勝率
今のところ2022年の年初に挙げたおススメ銘柄8銘柄のうち、6銘柄が値上がりしています。
2022年に入ってからの市場環境の厳しさを考えればこれはなかなか優秀なんではないでしょうか?
我ながらあっぱれ、といったところですが、予期せぬ円安や原油価格の値上がりなど、イレギュラーな環境に影響された部分もあるので、そこまで得意になるほどのことではないですね。
あくまでも途中経過、利益が乗ってるうちに売って利確するのも良し、そのまま持ち続けるのも良し、その辺は自己責任で臨機応変に判断してください。
私としては、FRONTEO(2158)以外は引き続き2022年の注目銘柄として継続して観察していきたいと思います。
2022年、後半戦に向けて他にもおススメはあるのか?
2022年も折り返しを迎えようとしていますが、追加のおススメ銘柄はあるのか?
今年後半もアメリカのさらなる利上げ、岸田政権の株価軽視など、株式市場にとっては厳しい環境が続くため、あまり積極的に株を買うタイミングではないと思います。
アメリカのインフレがひと段落ついて、ロシアとウクライナの戦争が終わる。さらに日本の景気回復が鮮明になるなど、ポジティブな環境になってから買い始めても十分間に合うと思いますね。
そのため「おススメ銘柄はありません!」と言いたいところですが、それだと面白くないのであえておススメ銘柄を探すとすれば、
「BASE(4477)」なんてどうでしょうか?
理由としましては、
- 岸田ショックで下がりに下がっている。(2021年の高値3400から1/10ぐらいの株価になっている)すでに底値圏。
- 現預金が220億円あるのに時価総額が350億円。付加価値考えたらさすがに売られ過ぎなのでは?
- ITのシステム自体はちゃんとしてるし、営業を20人体制にして業務拡大の意志あり。
などです。
ただ、7月の現時点では、機関の空売りが相当入っているので、まだ下げる可能性が高いです。(というか機関がなにがなんでも下げたい)
市場環境の悪さも併せて考えると、今すぐ買うほどではないと思いますが、現時点での株価は320円ほど。300円を切って200円台に入るようなら打診買いをしていっても良いのかなと思います。
いずれにせよ長い目で見れば上がると思います。(多分w)
注目銘柄の中から、FRONTEOを抜いてBASEを加えたいと思います。
それではみなさん、2022年の後半戦に向けて、臨機応変に立ち回っていきましょう。